アルゼンチン、南米対決制し４強／バスケ

＜ロンドン五輪・バスケットボール：アルゼンチン８２－７７ブラジル＞◇８日◇男子準々決勝

　ブラジルとの南米対決を制したアルゼンチンが、金メダルに輝いた２００４年アテネ、銅メダルの０８年北京五輪に続いてベスト４入りした。３大会連続出場のジノビリは「（先発の）平均年齢３２歳のわれわれが準決勝に進むのは、とても価値があることだ」と喜んだ。

　１０点リードで迎えた第４クオーター半ばに９連続失点して２点差まで追い上げられたが、何とか逃げ切った。デルフィノは「最後は疲れが出てしまう。０４年の時とは体力が違う」と率直に認めるが、ベテラン集団の経験が生きた。

　これで３大会続けて準決勝でスター軍団の米国に挑む。８年前は番狂わせを起こしたが、前回は２０点差で敗れた。今大会の１次リーグでは前半に互角の戦いを見せながら、終わってみれば２０本もの３点シュートを決められて大敗した。ノシオニは「完璧な試合をしないといけない」と気合を入れ直した。

　［2012年8月9日10時16分］