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五輪出場10人中6人がドーピングと指摘

 陸上女子のマリオン・ジョーンズ元選手(米国)らのドーピング違反に関与したとして、2005年に有罪を認めて服役した栄養補助食品会社バルコの創設者、ビクター・コンテ氏が9日付の英紙タイムズで「10人中6人は薬物を使っている」と証言し、ロンドン五輪の検査態勢の不備を指摘した。

 米大リーグの有名選手への禁止薬物提供も疑われた同氏は現在、反ドーピング活動に協力する立場を取っている。今大会の薬物検査を「過去最高の費用をかけ、6000件のテストをしているだけのプロパガンダだ」と批判。検査を釣りに例え「針と糸を水に垂らすなら食べている時でないといけない。それは9カ月前だった」と語った。

 コンテ氏は現在も陸上選手らに練習プログラムの提供や栄養指導をしており、ロンドン入りしている。

 [2012年8月10日0時9分]



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