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理恵、女優かキャスターか/体操

<ロンドン五輪:体操>◇2日(日本時間3日)◇女子個人総合決勝

 体操女子の個人総合決勝が、ノースグリニッジ・アリーナで行われ、日本女子主将の田中理恵(25=日体大研究員)が、最後の五輪の演技を終えた。床運動ではオーバーランのミスが出たが、合計55・632点で、世界大会自己最高の16位となった。今後は国内で3大会に出場予定。それ以降は未定だが、現役を退き新たな挑戦をしてみたいという。

 「キャスター」「女優」そして「指導者」。やりたいことは山ほどある。「何も決まってないんです」と断りを入れながらも「やったことのないことにどんどん挑戦してみたい」。正式なオファーは、五輪前に騒音をシャットアウトするため、理恵本人にはいっさい届いていない。

 最終種目の平均台。「これが最後、落下してもいいと思い切りやりました」。最後の着地は見事に決まった。五輪を夢見て走ってきた体操人生。身上である「あきらめない」気持ちでつかんだ最初で最後の五輪で見事に花を咲かせ散った。

 [2012年8月4日9時0分 紙面から]



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