「最悪の展開」も金15個を下方修正せず
日本選手団の上村春樹団長は29日、柔道で精彩を欠き、競技2日目を終えて金メダルがない状況について「まだ2日目だから始まったばかりだ。これからみんなが頑張ってくれる」と話し、大会前に掲げた金メダル15個の目標を下方修正しない考えを示した。
全日本柔道連盟会長で五輪覇者でもある上村団長はこの日、柔道男子66キロ級の表彰式にプレゼンターとして出席。金メダルが確実視された女子軽量2階級が表彰台にすら届かない状況に「最悪の展開。この2日間は柔道で最低でも二つは取らないといけなかった。全く歯車がかみ合っていない」と厳しい口調だった。