五輪メダリストが銀座で華やかにパレード
メダルを手に、詰め掛けた人たちの祝福に応えるフェンシング太田(代表撮影)
ロンドン五輪で史上最多38個のメダルを獲得した日本のメダリストによる凱旋(がいせん)パレードが20日、東京・銀座で、約50万人の人が詰め掛けるなか盛大に行われた。オープンカー2台とオープンバス5台に乗り込み、銀座通り口交差点をスタートし、銀座8丁目交差点までの約1キロを約20分かけて行進した。
炎天下にもかかわらず多くの人が集まったことに、パレード後に会見に応じたなでしこジャパンMF沢穂希(33=INAC神戸)は、「たくさんの方に足を運んでいただいてうれしいです。感動しました」とコメント。女子レスリング55キロ級で3連覇を果たした吉田沙保里(29=ALSOK)は「直接、応援していただいた方に『ありがとうございました』と言えて良かった」、体操個人総合金メダリストの内村航平(23=コナミ)は「キャ~とか言われて、ちょっとアイドル気分でした」と照れ笑いした。
「野獣」「不思議キャラ」で一躍有名になった柔道女子57キロ級金メダリストの松本薫(24=フォーリーフジャパン)が、「工事現場のおじちゃんたちが仕事しなくて良いのかなって思いました。手を振ってくれていたので」とまじめな顔で感想を述べ、沢、吉田、内村が思わず笑ってしまう一幕もあった。