「この名前をつけて本当に良かった」

<ロンドン五輪:レスリング>◇8日◇女子48キロ級決勝
小原日登美(31=自衛隊)が、悲願の金メダルを獲得した。準決勝で北京五輪女王のキャロル・ハイン(カナダ)に競り勝つと、決勝では09年世界女王で昨年の世界選手権決勝でも争ったマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)に2-1で勝利。この階級で日本に初めての金メダルをもたらした。
「これが最後。復帰したときから五輪が最後だと決めていた」。小原の数々の挫折を味わった長い道のりを思う、母万理子さんのコメント。
「この名前をつけて本当に良かった」。
小原の頭上に日が登(昇)った。
【写真】女子フリー48キロ級で優勝を飾った小原日登美(撮影・たえ見朱実)