大津 験担ぎオレンジパンツ弾/サッカー
後半、決定的な3点目を決めた大津(撮影・松本俊)
<ロンドン五輪・サッカー:日本3-0エジプト>◇4日◇男子準々決勝◇マンチェスター
関塚ジャパンが3発完封の圧勝劇で、およそ半世紀ぶりのメダル獲得に王手をかけた。
スペイン戦のヒーローが、とどめを刺した。FW大津祐樹(22)は後半38分、左から上がったボールにゴール中央で反応。相手DFより一瞬早くニアサイドに走り込み、2人に挟まれながら頭でたたいた。
勝負パンツが威力を発揮。この日は、決勝ゴールを入れた初戦のスペイン戦同様、オレンジ色のパンツをはいて出場した。「縁起よかったので、またはきました。次もはきます」と笑った。
MF清武ら、既に同年代の数人がA代表にも名を連ねる。当然、今大会後の目標はA代表として、14年W杯ブラジル大会に出場すること。「大会前から銅でもなく、銀でもなく、金メダルを狙うと思っていた。五輪後はA代表しかない。当然金メダルを狙うし、その先のA代表入りも視野に入れながらがむしゃらにやる」。二兎(にと)を追う大津の挑戦は続く。