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競泳評論・高橋繁浩

世界が北島の泳ぎ学んだ結果

<ロンドン五輪:競泳>◇29日(日本時間30日)◇男子100メートル平泳ぎ決勝

 北島にとって他力頼みのレースだった。前半を27秒7、8で入って、後半を31秒3なら59秒1くらい。相手が終盤にへたれば、差せるチャンスがあるという計算だ。それがファンデルバーグは27秒07で入って、後半も31秒39。昨年のダーレオーエンを超えて、さらに高い領域に入っていった。

 04年にハンセンが世界記録を出した時に前半を27秒8で入ったが、今では27秒台が普通になった。ただ、前半のスピードは必要だが、上げすぎると後半がもたない。北島は4月の日本選手権では、力強さの中に滑らかさがあった。前半のストローク数は17回だったが、この日の泳ぎは力みが見えて19回。1ストロークで進む距離が少なく、効率が悪い。これだとオーバーヒートする。それは後半の32秒01というタイムが物語っている。北京五輪の決勝は前半28秒03に対し、後半は30秒88だから、その差は歴然だろう。

 世界のレベルが高くなった背景には、北島の影響がある。外国人のパワーを技術で凌駕(りょうが)した。アテネ、北京と勝ったことで、いったいどんな練習をしているのかと世界が興味を持った。それがダーレオーエンだったり、ファンデルバーグだ。実際に日本までわざわざ出向き、学んだ。20年前の映像で比較しても、今の海外の選手は泳ぎがうまく、無駄な動きがない。

 200メートルもハイレベルな戦いになるだろう。100メートルで4位に入ったジュルタは、200メートルが専門。なのに初めて1分を切り、気持ちよく臨んでくる。2分8秒前後の勝負と予想するが、ジュルタが7秒台でくれば、北島の分は薄れる。

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競泳評論・高橋繁浩

元五輪代表の高橋繁浩氏(中京大教授)が五輪競泳を評します。

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