また聡美!日本女子初メダル3個/競泳
<ロンドン五輪:競泳>◇4日(日本時間5日)◇女子400メートルメドレーリレー決勝
競泳日本女子が400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した。
平泳ぎの鈴木聡美(21=山梨学院大4年)は100メートルの銅、200メートルの銀に続く、日本女子競泳史上初の1大会3個のメダルを獲得した。
小麦色のヒロイン、鈴木が女子競泳界の歴史に名前を刻んだ。平泳ぎの100メートル、200メートルに続き、400メートルメドレーリレーでも3位。出場3種目すべてにメダルを射止め、寺川に代わる「エース」をあらためて印象づけた。1分5秒96は、ソニ(米国)、エフィモア(ロシア)に次ぐ3番目。ここでもしっかり「銅」をキープし、今大会の「絶対メダリスト」ぶりを発揮した。
鈴木は「自分がすごいことをしたという実感もわいてないんですけど」と初々しい。女優の故夏目雅子さんに似ていると評判で、日本国内での人気が沸騰。芸能事務所が熱視線を送るなど、プール外での話題も華やかだ。
そんな日本での騒がしさとは別に、鈴木は「今後、日本のみなさんからの注目もありますし、まだ4年先のオリンピックのことも考えてます。しっかりゼロに戻して、チャレンジャーとして頑張りたい」。4年後のリオに向け、五輪前と変わらず、競技に専念する考えを強調した。第一線から退く寺川ら、先輩たちの意思を継ぎ、新エースが狙うのはもちろん金メダルだ。