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コラム Nikkan Olympic Column
サッカー解説・鈴木良平 五輪コラム サッカー解説・鈴木良平

 ◆鈴木良平(すずき・りょうへい)1949年(昭24)6月12日、東京都生まれ。東海大卒業後、73年ボルシアMG留学、コーチ修業。75年ブ ンデスリーガ監督資格のS級ライセンス取得。84-85年シーズン、ビーレフェルトコーチ。85年日本女子サッカー初の専任監督就任。89年L リーグ日興証券ドリームレディース監督。98年福岡コーチ。現在解説者として活躍。

鮫島よ、自信取り戻せ

<ロンドン五輪・サッカー:日本2-1カナダ>◇25日(日本時間26日)◇女子1次リーグF組◇コベントリー

 開始15分間で相手のペースにさせなかったことで勝利し、難しい初戦でいいスタートが切れた。だが2-0から3点目を取れなかったのは、左サイドバックDF鮫島のプレーにも原因がある。最終ライン、中盤からのパス出しのミスが多すぎた。ポジション取りの問題もあるし、自信を持ってパスを出していないと感じた。

 前戦の親善試合フランス戦(0-2敗戦)でも相手にスピードで抜かれるなどの問題があった。精神的に不安な部分があるのでは、と感じる。ボールを奪われたくない気持ちが強すぎて、パスを早く出してしまう。相手の裏に出すことが少なかった。

 2点目をアシストしたアタッキングゾーンでボールを持つと鮫島の良さが出るが、他の攻撃面では間を作れずリズムを生み出すことが出来なかった。

 失点シーンも鮫島のサイドからだったが、組織的に対策をやってきたはず。ボランチと最終ラインのズレや、カバーが遅れたのは鮫島だけでなくチームとしての問題を残した。(女子日本代表初代監督)

 [2012年7月27日10時43分 紙面から]



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