永里改め婚後は「大儀見」

　日本サッカー協会は２日、ロンドン五輪に出場する女子日本代表メンバー１８人を発表した。

　永里でも金、大儀見でも金－。昨夏のＷ杯後に結婚したＦＷ永里が、新姓の大儀見（おおぎみ）優季の名で五輪代表に登録された。これからは「ＯＧＩＭＩ」のユニホームに袖を通し、前回大会に続く自身２度目の五輪に挑む。この日は都内で同じ海外組とともに自主トレを行い「大儀見優季という人間にチャレンジしたい。ひとつのきっかけにもなるし、新しい表現もできると思う」と、ニュー優季を見せることを誓った。

　夫の浩介さん（３３）には精神的に支えられている。６月９日には結婚式も済ませ、人生の節目を迎えた。「自分のためだけに戦うんじゃない。やりがいもある」。家族のために、という思いも芽生えた。「五輪で結果を出すことは、日本全体に価値のあるもの。行けない人の思いも背負って、結果を残したい」。切磋琢磨（せっさたくま）してきたピッチの“家族”のためにも、日本に金メダルを持ち帰る。

　［2012年7月3日8時38分　紙面から］