サオリン１日４食　長期戦対策は食から

　腹が減っては戦はできぬ、１日４食で勝負！　世界ランク５位のバレーボール女子ロンドン五輪日本代表が２６日、ロンドン市南東部のクラウンウッズ大で練習を公開した。明日２８日の１次リーグ初戦、同１６位アルジェリア戦を前にサーブレシーブやコンビプレーを入念に確認。エース木村沙織（２５＝東レ）は「ロンドンのためにずっとやってきた。まずは初戦で足をすくわれないようにしたい」と気合を込めた。

　８月１１日（日本時間１２日）の決勝まで、２週間にわたる戦いになる。メダルへ向けた長期戦に、チーム関係者は「鍵はエネルギー切れすることなく疲労をためないこと」と話した。日本の支援拠点「マルチサポートハウス」で３食がっちり食べるだけでなく、ミーティング中は昆布おにぎりをモグモグ。練習場には炊飯器を持ち込み、１升（１０合）のコシヒカリを炊いて１人最低２個を配っている。計４食の日々を送る。

　前日２５日には、なでしこジャパンが快勝スタート。真鍋政義監督（４８）は「我々もパワーをもらった」と同じ球技の女子代表として負けられない意気込みだ。８４年ロサンゼルス大会以来２８年ぶりとなる五輪メダルへ「一番いい色のメダルに挑戦したい」と真鍋監督。元気モリモリの「火の鳥ニッポン」が、ロンドンで羽ばたく。【近間康隆】

　［2012年7月27日9時14分　紙面から］