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米満「次は何をしようかな」/レスリング

<ロンドン五輪:レスリング>◇12日◇男子フリースタイル66キロ級

 歓喜を告げる試合終了のブザーが鳴り響いた。米満達弘(26=自衛隊)は、険しい表情を崩さぬまま右腕を掲げた。88年ソウル五輪の佐藤満、小林孝至以来、24年ぶりの日本男子レスリング金メダル。今大会の有終の美を飾り「ずっと目指していたけど、まさか自分が取れるとは思わなかったです。メダルを首にかけられた瞬間、夢のようだった。死ぬほど練習してきたけど、ほかの人も練習している。自分が取っても大丈夫だったのかなぁ」と夢見心地だった。

 大一番の決勝で、大技がさく裂した。北京五輪3位で10年世界王者のクマール(インド)から第1ピリオドを奪うと、続く第2ピリオドの開始早々。両足タックルから抱え上げ、豪快にマットにたたき落とした。3点技で突き放し、完勝。最後の金メダリストだった佐藤チームリーダーは「本当にうれしい。やってくれると信じていた」と、かすれた声で喜んだ。

 組み合わせは厳しかった。昨年の世界王者を倒したロペス(キューバ)、10年世界選手権5位のベラネス(カナダ)、昨年世界3位のハサノフ(アゼルバイジャン)と、強豪とばかり激突した。守りを固められ、加えて、6月に負傷した背中の筋肉が初戦で痛みをぶり返し、準々決勝では右ふくらはぎも肉離れを起こした。そんな状態でも、昨年の世界2位はダテじゃなかった。「もうタックルしかない」との決意通り、得意技で何度も得点を奪い、勝ちきった。

 目指していた金メダル。ただ、実感が湧かないのか満足感はないようで「次は何をしようかな」。早くも次の目標を探す、堂々たる王者の風格を身につけていた。

 [2012年8月13日4時24分]





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