３歳からレスリング／伊調馨略歴

＜ロンドン五輪：レスリング＞◇８日（日本時間９日）◇女子６３キロ級決勝

　伊調馨（２８＝ＡＬＳＯＫ）が日本女子初の３連覇を果たした。ロンドン到着後に左足首の靱帯（じんたい）を切る重傷を負ったが、決勝でも昨年世界３位の景瑞雪（中国）を圧倒。１ピリオド（Ｐ）も失わず３度目の頂点に立った。

＜伊調馨（いちょう・かおり）アラカルト＞

　◆プロフィル　１９８４年（昭５９）６月１３日、青森県八戸市生まれ。家族は父春行さん、母トシさん、兄寿行さんと、アテネ、北京両五輪４８キロ級銀メダルの姉千春さん。１６６センチ。

　◆レスリング　３歳から八戸クラブで始める。中京女大付高－中京女大からＡＬＳＯＫ。０４年アテネ、０８年北京五輪６３キロ級連覇。世界選手権は０２年から７度優勝。全日本優勝９度。

　◆ほかのスポーツ　中学では柔道部に所属し、東北大会２位に。小学校時代は卓球クラブ。

　◆過去は過去　今まで獲得したメダル類は、すべて八戸の実家に送る。「親にも千春にも、物は置かないようにと言われていたので。引っ越しは楽でした」。

　◆即決　欲しい物を見つけると迷わず購入。何時間も悩み、ほかの店と比較することもしない。千春さんも同じ性格という。

　［2012年8月10日9時25分　紙面から］