フジカキは銀メダル!/バドミントン
女子ダブルスで銀メダルを獲得し笑顔を見せる垣岩(左)と藤井(撮影・たえ見朱実)
<ロンドン五輪:バドミントン>◇4日◇女子ダブルス決勝
「フジカキ」が惜しくも金メダルを逃した。世界5位で、日本バドミントン史上初の五輪メダルを確定していた藤井瑞希、垣岩令佳(ともに23=ルネサス)組は、同2位の田卿、趙■蕾(中国)組に10-21、23-25で敗れた。世界の頂点の壁は厚かった。「残念ですが、応援してくれた多くの人に感謝の気持ちでいっぱいです」(藤井)。敗れたとはいえ、第2ゲームでは3本のマッチポイントを跳ね返すなど、格上相手に大健闘。日本バドミントン史上初の銀メダルを誇りに7日、帰国する。
第1ゲームは10点しか奪えず、完敗だった。藤井が垣岩に「笑ってやろう」と言うが、垣岩が緊張で笑顔が出ず。垣岩は「決勝の舞台で緊張してしまった」と、最悪のスタートだった。しかし、第2ゲームで流れをつかむと4-8と離されたところから、10-9と逆転。21-20でゲームポイントを奪ったが力尽きた。
それでも見事な銀メダルだ。藤井は、「実感がわいていなかったけど、メダルをかけられたら重かった。実感しました」と、表彰台で涙を見せた。青森山田高時代から組んできた先輩、後輩のコンビが、五輪のメダルで結実した。
※■は部首の草カンムリに雲