世界的戦国時代 柔道23カ国にメダル
柔道は男女各7階級合計56個のメダルを、23カ国・地域が分け合った。女子柔道が正式種目になった92年バルセロナ大会以降、メダルを獲得した国・地域数は20、17、24、23、25、23と変わってきた。柔道はじわりと世界中に広がりをみせている。
今回、女子48キロ級はメネセス(ブラジル)が南米初の女子金メダル、78キロ級のハリソンは男女含めて米国に初の金メダルをもたらした。男女とも連覇はなく、世界的な戦国時代に入ったともいえる。
メダル総数は92年以降、日本は常に単独トップを守ってきたが、今回初めてフランスに7個で並ばれた。日本は金1個に対し、フランスは2個。初の男子金メダルなしとともに、屈辱的なデータとなった。