レスリング男子 群抜く15大会連続メダル
日本はバドミントンと卓球で初と、これまで21競技でメダルを獲得した。マイナー競技にとって、メダルは知名度と支援のアップへの使命で、死活問題と言える。レスリング男子は52年ヘルシンキから15大会連続メダル獲得と、価値ある銅メダルとなった。これに続くのは体操、柔道の10、競泳7で群を抜く。日本は1912年ストックホルムから参加したが、唯一陸上だけが21大会にフル出場している。競泳が20で、レスリングは19で続く。メダル獲得は24年パリの銅で、テニスに次ぐ第2号。通算16大会で獲得は競泳14、体操の13を上回る最多。64年東京で5、68年メキシコで4と金を量産した。一時のレスリング王国の面影はないが、伝統は守られた。