世界の食満喫 金メダルはトルコ料理
日本出発前は「ロンドンは食事が…」との声が多かったが心配無用でした。男女サッカー競技は都市分散開催のため、ロンドンにたどり着くのは早くて準決勝。現在はロンドンから車で約2時間半の田舎町コベントリーにいます。日本で例えるなら私の実家のある水戸あたりでしょうか?
もちろん納豆はありません。ただ、“英国料理”以上に、世界各国の「料理博覧会」状態。フランス、イタリア、インド、タイ、中国…。どこに入っても外れはなし。なでしこの練習会場の大学内にある学生食堂ではカレーうどんにも出合いました。
中でも“金メダル”は中華料理、フランス料理と並ぶ世界3大料理「トルコ料理」です。私たちが日本人と知ると「ボチボチでんな~」と日本語で大歓迎。K-1選手かというくらいの体格をしたイケメンオヤジにメニューはお任せ。羊肉や鶏肉を使ったイスタンブールケバブや、日本でもおなじみのシシカバブなど絶品でした。
佐々木監督も冗談交じりに「俺たちのおかげで世界各国行けるんだぞ」。まさにその通り。中国、ポルトガル、スウェーデン、フランス…そして英国。なでしこの躍進と同時に食も満喫です。
なでしこの戦いと同時に私も戦っています。それは体重増との戦い。スウェーデンでは1週間ちょっとで5キロ増。妻には「太って帰ってきたら家に入れないから」と念押しされています。帰宅後は玄関に“踏み絵”のごとく体重計が用意されていること間違いなし。“五厘”刈りでも許してもらえないでしょう。【鎌田直秀】