あす午前5時開会式 最終走者は「?」
ロンドン五輪は27日午後9時(日本時間28日午前5時)、市東部の五輪スタジアムで行われる開会式でいよいよ幕を開ける。日本選手団の調整は26日、仕上げの段階に入り、クライマックスが近づく聖火リレーは市民の歓声を浴びて市中心部を巡り、ハイドパークで約6万人に迎えられた。
前夜に開会式の最終リハーサルを終えた五輪スタジアムは、静かに開幕の瞬間を待っている。聖火リレーの最終走者は諸説が飛び交い、ベールに包まれる。開会式ではエリザベス女王が開会を宣言し、英王室のメンバーも大会の盛り上げに一役買う。競技は28日に本格的に始まる。
開会式で旗手を務めるレスリング女子55キロ級の吉田沙保里(ALSOK)は市内で約1時間半の初練習。日本のメダル第1号が期待される射撃男子の松田知幸(神奈川県警)は本番会場で練習を公開し、順調な調整ぶりをアピールした。
陸上男子短距離のスーパースター、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)は記者会見に臨み、前回の北京五輪に続く活躍を誓った。
1908年、48年に次いで史上最多の3度目の開催となるロンドンでの五輪に、204の国と地域から選手1万人余りが参加し、26競技で熱戦を繰り広げる。