室伏「IOCに選んでいただけるなら…」
銀座パレードで笑顔の左からレスリング湯元、松本、ハンマー投げ室伏(撮影・柴田隆二)
ロンドン五輪で史上最多38個のメダルを獲得した日本のメダリストによる凱旋(がいせん)パレードが20日、好天の東京・銀座で盛大に行われた。
陸上男子ハンマー投げ銅メダルの室伏広治(37)はパレードで「祈・被災地復活」のメッセージを掲げた。「2大会ぶりにメダルを獲得できた自分自身の復活と被災地への思いを掛け合わせた」と満面の笑みで説明した。
沿道を埋めた約50万人のファンには「スポーツの力、五輪の力をあらためて感じた」と感慨深げ。国際オリンピック委員会(IOC)選手委員選挙では当選を無効にされたが、今後の推移については静観の姿勢を強調し「もしIOCに選んでいただけるのであれば世界のアスリートのために最大限の努力をする」と話した。