＜ロンドン五輪・ホッケー：日本１ー０中国＞◇６日◇女子１次リーグＡ組

　世界ランク９位の日本が、１次リーグ最終戦でようやく初勝利を挙げた。同５位で、メダルの可能性を残していた中国相手に健闘。押し気味に試合を進めると、後半１９分にペナルティーコーナーからＦＷ三橋亜記（２２＝コカ・コーラウエスト）のシュートのこぼれ球にＭＦ山本由佳理（３１＝ソニー）が反応し、ボールは中国ＧＫの股間を抜けてゴールへ向かった。最後は体ごと飛び込んできたＭＦ駒沢李佳（３０＝コカ・コーラウエスト）が押し込んで先制。終盤の中国の猛攻に耐えて、虎の子の１点を守った。

　駒沢は「気持ちで体を張ってボールに飛び込んだ。勝ちたい気持ちがつながって、いいパフォーマンスができた」と声を弾ませた。主将の山本も「（駒沢は）触らなくて入ってた、と言いましたけどね」と笑いながら「誰の得点でも勝てばいいです。攻められても必死に食らいつこう、気持ちを前面に出そうと言っていた。最後は笑って終われるようにしたい」と話した。

　日本は１次リーグＡ組５位となり８日の９ー１０位決定戦で世界１２位の南アフリカと対戦する。