日本男子銀!3大会連続メダル/競泳
男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得した左から藤井、松田、北島、入江(共同)
<ロンドン五輪:競泳>◇4日(日本時間5日)◇男子400メートルメドレーリレー決勝
日本男子が、そして北島が3分31秒26で「銀メダル」を手にした。チームとしては3大会連続のメダル。そして、北島康介(29=日本コカ・コーラ)にとっても3大会連続の表彰台だ。
レース前、北島を除いた3人で確認したことがある。松田丈志(28=コスモス薬品)が言った。「(北島)康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」。2種目2連覇の第一人者も今大会はメダルに手が届いていなかった。このメドレーが残された最後のチャンスだった。
背泳ぎ100メートル銅、200メートル銀に輝いた第1泳者の背泳ぎ入江陵介(22=イトマン東進)が2位発進。続く北島が順位をあげ1位でバトンタッチ。バタフライ200メートル銅の松田は2位でつなぐ。最後の自由形藤井拓郎(27=コナミ)も粘って2位を死守した。
「みんなのおかげです。自分の役割をこなして(松田)丈志につなげたいと思っていた。うれしいです」と北島がやっと笑顔を見せた、
日本競泳陣の今大会のメダル数は11個(金0、銀3、銅8)で、04年アテネ五輪の8個(金3、銀1、銅4)を上回り戦後最高となった。