メダル11も金ゼロ反省…競泳陣帰国
帰国会見でメダルを掲げる、左から加藤、鈴木、寺川、星、上田
競泳日本代表が7日、ロンドンから帰国した。戦後最多のメダル11個を獲得したが、目標だった金メダルには届かず。メダリスト11人が並んだ都内での会見で、平井伯昌ヘッドコーチ(49)は「メダルの個数だけではなく、目標の金メダルがとれなかったことを反省するべきだ」と祝福ムードにクギをさした。
ヘッドコーチは五輪までの任期満了で退任する意向。それでも「金メダルのためにやるべきことはある」と話した。国立スポーツ科学センター(JISS)との連携だ。北島はJISSのマルチサポートを受けて五輪連覇を果たした。「チーム北島」と呼ばれたJISSと現場のマネジメントをしたのが平井コーチ。「この連携をうまくしていくのが、金メダルにつながる」と側面からバックアップしていく考えを示した。
00年シドニー大会以来の金メダルなし。日本水連の泉専務理事は「外国のチームから、ブロンズ(銅メダル)コレクターだと言われた」と話した。金を目指すなら屈辱的でもある。松田は「悔しい思いがある」と言い、入江は「リオでしっかり、いい色(金)のメダルを取れるように」と話した。4年後のリオデジャネイロ大会に向けた戦いは始まっている。【荻島弘一】