トランポリン伊藤 メダルでイトザイルだ

日の丸を背に、公開練習で華麗な演技を披露したトランポリン日本代表の伊藤
トランポリン男子のロンドン五輪代表、伊藤正樹(23=金沢学院大ク)が、メダル獲得でEXILEと共演だ。伊藤と上山容弘(27)岸彩乃(19)の代表3人は5日、都内で練習を公開。トランポリンのメジャースポーツ化を目指す伊藤は、メダル獲得の暁には、試合前に必ず聴くEXILEとの共演で競技をアピールすることを切望した。
お笑いナインティナインの岡村隆史が乱入しオカザイルなら、さしずめ伊藤の共演ならイトザイルだ。それほど伊藤は「EXILE(の歌)は愛している。試合前には必ず聴きます」とご執心だ。メダルを獲得すれば「絶対に会いたい。共演したい」と、最高のモチベーションになっている。
今、試合前に聴くのは「運命のヒト」。バラード調の曲で心を落ち着かせ、集中力を高める。「トランポリンはわずか30秒弱で競技が終わる。最初の1本目をミスしたら最後」。そのためにも、試合前の心の落ち着かせ方が大事だ。
決勝で演じる予定の自由演技には、冒頭に3連続で3回転宙返りがある。「そこでどれだけ高さを出せるかがカギ」。持ち味の高いジャンプを維持するためにも、スタートは失敗できない。メダル獲得にも、試合前のEXILEが欠かせない。
伊藤には、大きな目標がある。「少しでもトランポリンを日本に広めてメジャーにしたい」。そのため基本的には、時間があれば取材は断らない。多いときには、1週間で5社、1日に2回の取材を受け続けたことがある。ここまでバラエティー番組出演だけは封印してきたが、メダル獲得後には解禁するつもりだ。
EXILE入りの可能性には、「あんなに踊れませんよ」と苦笑いしたが、得意のジャンプや宙返りでの共演は可能だ。「メダルを取らなくても会いたい」。ちなみに、EXILEの次には「嵐をよく聴く」という。ロンドン五輪日本選手団の中でもイケメンとして知られるだけに、もしかしてジャニーズ入りはあるかもしれない?【吉松忠弘】