平岡拓晃 (日本) |
● | 一本勝ち 41秒 |
○ | ガルスチャン (ロシア) |
平岡が決勝で一本負けした。
わずか41秒だった。ガルスチャンの足技を返し、背中を取りながら平岡が一気に押し込んだ。しかし、ガルスチャンが、驚異的な足腰の強さで粘り、出てくる平岡の勢いを利用しながら左腕を巻き込みながらの外巻き込みで投げきった。最初は「技あり」の判定も、審判が協議し「一本」に訂正され、銀メダルが決まった。
インタビューに答えた平岡は「悔しいです。北京で負けて、この五輪のための4年間だった」と無念の表情を見せた。
平岡拓晃 (日本) |
○ | 一本勝ち 1分8秒 |
● | ベルデ (イタリア) |
平岡が見事な一本勝ちで、決勝に進出した。
開始わずか24秒、小内刈で「技あり」を奪うと、一気にペースを握る。1分8秒、右足を深く踏み込み、上手く体重をかけながらの大内刈で完璧な一本を奪った。
北京五輪の初戦敗退から4年。悲願の金メダルまだ「あと1つ」。頑張れ平岡!
平岡拓晃 (日本) |
○ | 判定勝ち |
● | ミル (フランス) |
平岡が、延長判定で2010年欧州王者のミルーを下し、準決勝進出を決めた。
平岡は、2分17秒、4分5秒と2度の指導を受け、劣勢に立たされた。残り7秒で、有効を奪い、執念でゴールデンスコアの延長戦に持ち込んだ。
これで勢いづいた平岡が延長は攻め続ける。1分45秒に、小内刈で有効を奪ったかに思えたが、審判の協議で取り消しに。厳しい判定にも見えたが、集中力を切ることなく、攻め続け判定に。「白」が3本上がり、平岡が4強入りを決めた。
平岡拓晃 (日本) |
○ | 優勢勝ち |
● | アルシャンスキー (イスラエル) |
平岡が優勢勝ちで、準々決勝に進出した。
常に先手を取り、投げ技から寝技で平岡が優位に試合を進める。2分41秒に、背負い投げで一度は「一本」の判定も、審判が協議し「技あり」に。その後も集中力を切ることなく休まずに攻め続ける。終了間際にはともえ投げで有効を奪い、優勢勝ちした。
得意の右組み手から左にスイッチするなど、試合巧者ぶりが目立った。
平岡拓晃 (日本) |
○ | 一本勝ち 4分10秒 |
● | アシュリー (英国) |
平岡が、必殺の背負いで一本勝ちした。
地元選手との対戦で、場内は完全アウェー状況。スタンドからは篠原監督が、厳しい表情で見つめる中で、平岡は開始直後から積極的に攻めた。2分6秒に小内刈で有効。2分34秒には、連続技で技ありを奪いリード。最後は、巴投げから得意の背負い投げの連続攻撃で、豪快に一本勝ちした。