ノーミス「フェアリー」7位発進/新体操

華麗な演技を見せる日本チーム(撮影・たえ見朱実)
<ロンドン五輪:新体操>◇9日◇団体予選
フェアリージャパンが好発進だ。新体操団体予選のボールが9日、ウェンブリーアリーナで行われ、日本はほぼノーミスの演技で26・725点をマークし、7位につけた。10日のリボン・フープとの合計点上位8チームが12日の決勝に進む。
日本はテーマの「ジャパニーズ・ビューティー」で日本らしい美しい演技をミスなく披露。五輪初出場のサイード横田仁奈(18)は「本番会場練習をやっていたので、驚くことなくできました」と強心臓ぶりを発揮した。北京五輪代表で主将の田中琴乃(20)も「できる限りのことはやった」と手応えを感じている。
5月に左太ももを骨折し、代表になれなかった遠藤由華も会場に駆けつけて声援を送った。日本は前回の北京は予選10位で決勝進出を逃した。それだけに、山崎浩子強化本部長は「丁寧な演技だった。上出来」と喜んだ。10日のリボン・フープに、00年シドニー五輪以来の決勝進出をかける。