内村が団体金へ“専門職”の選出提案
体操の日本男子が8日、ロンドン市内で会見に臨み、個人総合で金メダルを獲得した内村航平(23=コナミ)が、16年リオデジャネイロ五輪での団体金メダル獲得へ「代表選考の方法を変えた方がいい」と提案した。今回は床運動、鉄棒を重点種目としたが、基本は6種目すべてで力を発揮する個人総合を重視していた。これに対して内村は「本当に団体で勝ちに行くなら、それぞれの種目で強い、チームとして最高の点数を取れる選手を選ぶべき」と話した。世界は個人総合よりも種目別に力を入れる傾向が強く、その結集として団体総合の力が上がる。今大会で内村は団体総合予選、同決勝、個人総合決勝ですべて6種目を演技した。団体金メダル獲得にはエースの重荷を少しでも減らす必要がある。