＜ロンドン五輪：陸上＞◇５日◇女子マラソン

　日本の誇る３人娘のメダル獲得はならなかった。木崎が１６位、尾崎が１９位、重友が７９位に終わった。金メダルは、五輪新の２時間２３分７秒でゲラナ（エチオピア）が獲得した。

【ゴール】金メダルは２時間２３分７秒の五輪新記録でゲラナ（エチオピア）。銀は２時間２３分１２秒でジュプトゥー（ケニア）。銅は２時間２３分２９秒のペトロワ（ロシア）。日本人最上位は１６位の木崎。尾崎は１９位。

【４０キロ】４人のよるメダル争い。２時間１６分１０秒でペトロワ（ロシア）ゲラナ（エチオピア）ケイタニー、ジュプトゥー（ともにケニア）が通過。

【３５キロ】３５キロ手前の給水でペトロワ（ロシア）がペースを上げた。３５キロを通過してトップは１時間５９分２９秒でロシアのペトロワ。同タイムでエチオピアのゲラナ、１秒遅れでケニアのケイタニー、ジュプトゥー。Ｅ・キプラガト（ケニア）は５秒遅れ。尾崎は２１位、木崎は２２位。

【３０キロ】２６キロからペースが上がって振り落としが始まる。日が差してきた。トップ集団は５人。ケニアのケイタニーがトップで１時間４２分４４秒。同タイムでケニアのＥ・キプラガト、ジュプトゥー、エチオピアのゲラナ、ディババ。２５キロから３０キロの５キロのタイムは１６分２１秒と、これまでより１分近く上がった。日本人トップは尾崎で、トップから約１分１０秒遅れ。さらに１５秒ほど遅れて木崎。重友はさらに遅れている。

【２５キロ】先頭集団はケニアの３人とエチオピアの３人の６人。ペースが上がっている。トップは１時２６分２３秒で通過したケニアのケイタニー。木崎はトップから１５秒遅れ、尾崎は１７秒遅れ。重友はかなり遅れた。持ちタイムトップのショブホワ（３４＝ロシア）は２２キロ地点で走るのをやめた。

【２０キロ】集団は３０人弱。雨はやんだ。木崎は１８キロ地点でかぶっていたキャップを脱いだ。イタリアのストラーネが集団を引っ張り１時間９分２６秒で２０キロを通過。木崎は４秒遅れの２３位、尾崎は５秒遅れの２８位。重友は１９秒遅れて３８位。優勝候補のケニア勢は集団にいる。日本でもおなじみのマラ・ヤマウチは右足の打撲で９キロ地点でレースをやめた。

【１５キロ】１４キロ地点で尾崎と重友が先頭に出て集団を引っ張り始める。依然として集団は４０人程度。１５キロ通過は５２分１０秒。トップ通過は尾崎。同タイムで重友。木崎も集団に含まれており２秒遅れの２６位で１５キロを通過。

【１０キロ】依然として雨は降り続いている。先頭集団は約４０人。トップの１０キロ通過タイムは３４分４６秒。木崎、尾崎は先頭集団内でトップからは２秒遅れ。重友は少し遅れて５３位。

【５キロ】２キロ過ぎで雨が強くなる。先頭は４０人を超える大集団。トップの５キロ通過は１７分２０秒。日本の３選手は集団の前方をキープし、１７分２２秒で通過。【スタート】　スタート前に大雨が降った。スタート時は小雨。気温１４度、湿度９０％、東南東の風１．２メートル。日本の３選手はサングラスをかけている。

＜見どころ＞

　日本からは３月の名古屋ウィメンズマラソン２位の尾崎好美（３１＝第一生命、自己ベスト２時間２３分５６秒）、昨年１１月の横浜国際女子マラソン優勝の木崎良子（２７＝ダイハツ、同２時間２６分３２秒）、１月の大阪国際女子マラソン優勝の重友梨佐（２４＝天満屋、同２時間２３分２３秒）が出場。スピードのあるアフリカ勢にどこまで食い下がれるか。

　有力選手は以下の通り。ショブホワ（３４＝ロシア、自己ベスト２時間１８分２０秒）、ケイタニー（３０＝ケニア、同２時間１８分５８秒）、ゲラナ（２４＝エチオピア、同２時間１８分５８秒）、メルギア（２７＝エチオピア、２時間１９分３１秒）、Ｅ・キプラガト（３２＝ケニア、２時間１９分５０秒）。

　なお、世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ（３８＝英国）は足のけがのため欠場。また北京五輪銅の周春秀（３３＝中国）が登録選手から外れ、２１歳の王雪芹が代わりに出場する。