立派なエース!! 救世主的デビューが自信に
<ロンドン五輪:体操>◇29日(日本時間30日)◇女子団体総合予選
それぞれの選手が、きちんと役割を全うした結果が、団体総合の決勝進出につながったと思う。3種目で1番手を務めた新竹はノーミス。また、1人にミスが出ても、2人目以降がミスなく演じることで、4人が演技し3人の合計点の予選には、大きな影響を与えなかった。
個人総合予選を8位で通過した寺本明日香の活躍は、新たなエースの誕生を予感させた。最初の種目の段違い平行棒で1番手。最後の跳馬で最終演技者という、日本女子の先頭と最後を飾ったのだから、立派なエースだ。重心が低く、着地の時間が長いので、姿勢がぶれない。
若さで怖いものなし。加えて、代表デビューの仕方が自信につながっているのだろう。昨年の世界選手権で負傷した飯塚の代役で跳馬に登場し、日本を救った。救世主的なデビューは、すごい自信を与えていると思う。彼女を軸にした戦い方で、田中理恵の調子が戻れば決勝も楽しみだ。