チーム内村で次こそ金
<ロンドン五輪:体操>◇5日◇男子種目別床運動決勝
内村がいい演技で締めくくれたのは、本当に良かった。種目別の1番手はほとんど事前のアップができない。体を動かさない状態が長く、盛り上がりも少ないため、非常に難しい演技となる。その中で最後ぴたりと着地を止めるのは、さすがだと感じた。
しかし全体的に見れば、もっとできたという気持ちが正直なところだろう。リオ五輪に向けては、内村中心のチームを作った方がいいのではないかと思う。今回はエースが内村で、主将は田中和。しかし、主将も内村で良かったのではないか。内村が、チームや選手をどういった方向に導くかを決めていくチームがいいと思う。
他競技を見ても、バレーボール女子の竹下さん、卓球女子の福原さんら、長いことチームを引っ張っている軸がある。リオで内村は代表として8年が経過する。エースとして主将として、内村のチームができた時、団体金メダルも見えてくる。