理恵、「ガンバー」声援に涙/体操
床運動でポーズを決める田中理恵(共同)
<ロンドン五輪:体操>◇31日(日本時間8月1日)◇女子団体総合決勝
主将の田中理恵(25=日体大研究員)が泣いた。予選を6位で通過した日本は、決勝で合計166・646点で8チーム中最下位の8位に沈んだ。得点源となる最初の平均台で、新竹優子、美濃部ゆうが続けて失敗。スタートからつまずき波に乗れなかった。田中は、床運動で、宙返りが決まらず、ラインオーバーを犯す痛恨のミス。「あんなのは今まで初めて。何であんなことになったのか」とくちびるをかんだ。しかし、会場では両親が見守り、「理恵ガンバー」と大声援を送られた。「25歳まで体操を続けてきて、応援してもらえる声を聞いたとき、本当に体操をやってて良かったなとあらためて思った」と言うと、田中の目から涙がこぼれ落ちた。