金の松本帰国…やっぱり「ビッグパフェ」

ファンの声援に、笑顔で手をふる松本(撮影・浅見桂子)
ロンドン五輪に出場した柔道の選手団が6日、成田空港へ帰国し、唯一の金メダルを取った女子57キロ級の松本薫(フォーリーフジャパン)は「カメラがいっぱいで、五輪は違うなと思った」と、出迎えたファンと報道陣の数に驚いた。
報奨金の使い道を聞かれると「ビッグパフェを食べたい」と、試合直後にも口にした希望を繰り返した。78キロ超級で銀メダリストとなった杉本美香(コマツ)は「目指していたのと色は違うが、なんとかメダルを持って帰って来られて良かった」と白い歯を見せた。
一方、五輪で初めて金メダルなしに終わった男子は重い雰囲気。銀メダルだった60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)は「初日の決勝で負けて後ろ(の重い階級)に重圧をかけたことに悔いが残る」と反省。73キロ級2位の中矢力(ALSOK)も「4年後にリベンジしたい」と笑みはなかった。
男女とも期待に反して振るわなかった今大会。ロンドンで進退伺を出すと語った全日本柔道連盟の吉村和郎・強化委員長は「責任はおれが取るしかない。(男女の)監督はリオ(五輪)までやらせたい」と語った。