山下氏「最低の結果」男子金なしに危機感
日本体育学会開催の記者会見に臨む大会組織委員会の山下泰裕委員長
1984年ロサンゼルス五輪柔道男子無差別級金メダリストの山下泰裕氏は16日、ロンドン五輪で柔道男子が初めて金メダルなしの惨敗に終わったことについて「予想できない結果ではなかったが最低の結果。真摯(しんし)に受け止め、ゼロからつくり上げないと、なかなかはい上がれない」と危機感を口にした。
22日から東海大で3日間行われる日本体育学会の記者会見で質問に答えた。山下氏は各階級の金メダリストには日本勢には見られなかった闘志があったと指摘し「選手は一生懸命やっていたが、勢いや躍動感がなかった」と述べた。