亮子議員 メダル逃した福見に苦言
柔道女子48キロ級で福見がメダルを逃したことに、感想を述べた谷亮子参院議員
女子柔道48キロ級でメダルを逃した福見友子(27)について、同級で5大会連続メダルを獲得した谷亮子参院議員(36)は29日、日刊スポーツの取材に「何とか銅メダルを取ってほしかった。公開競技だった88年ソウル大会以降、日本がメダルを守り続けた階級だけに、残念です」と話した。
一方で「いい選手が世界中に育っていることを、見せつけられた。金メダルのメネセス選手は、立つべくして頂点に立ったと思う。もっと力をつけてくると思うが、次のリオデジャネイロはぜひ日本の選手に金メダルを取ってほしい」と、リベンジに期待を示した。
試合での福見について「本当に応援していたが、心技体の『心』の部分が、うまくコントロールできていなかったように感じた」と感想を述べた。「1回戦で格下の相手と戦っても、的を絞れないというか、淡々と試合をしてしまっている面があった。心が整わないと技も体も反応できない」とも指摘した。「五輪はほかの国際大会と違い、プレッシャーがすごい。その条件の中で世界の選手が金メダルを目指して競うのが、五輪という舞台」。かつて谷氏が、同級世界女王のバトンを受け継いだカレン・ブリッグス(英国)に、何度もアドバイスを受けた経験を思い返し、「機会があるなら私も(後輩の)力になりたい」と述べた。【中山知子】