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コラム Nikkan Olympic Column
五輪ヒーロー・ヒロイン列伝 五輪コラム

五輪ヒーロー・ヒロイン列伝

 ロンドン五輪では日本選手への期待はもちろん、大舞台で新たなヒーロー、ヒロインの登場も楽しみなところ。あなたの記憶に今も残る、偉大なアス リートたちをプレーバックする。

マジック主将、ジョーダン、バード…夢軍団/ドリームチーム

レイアップシュートを放つ米国ドリームチームのマジック・ジョンソン
レイアップシュートを放つ米国ドリームチームのマジック・ジョンソン

<ドリームチーム(米国=バスケットボール)>

 まさに「夢の軍団」。92年バルセロナ大会からプロが解禁され、米国はバスケット発祥の地の威信をかけてNBAオールスターを送り込んだ。エイズ感染で引退したマジック・ジョンソンが、キャプテンとして五輪のために復帰、そうそうたるメンバーを集めた。

 マイケル・ジョーダン、ラリー・バード、チャールズ・バークレー、カール・マローン、クリス・マリン、クライド・ドレクスラー、パトリック・ユーイング、スコッティ・ピッペン、デビッド・ロビンソン、ジョン・ストックトンに、ただ1人大学生のクリスチャン・レイトナー。年俸総額40億円を超えていた。

 各試合では相手チームが「あこがれ」の選手との記念撮影やサインを求める姿が恒例化。試合では相手を子ども扱いするような、圧倒的な強さをみせ、全8試合すべて100点ゲーム。決勝の相手で今ではNBAに多くの選手を輩出しているクロアチアには、前半一時逆転されたが、ジョンソンがコートに入り、結局117-85で完勝した。

 その後、五輪、世界選手権でドリームチーム2、3…と登場しているが、このチームほどの夢と輝きを持ったチームはなかった。

 [2012年7月25日17時12分]



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