日本女子敗れ五輪逃す／バスケット

＜女子バスケットボール：ロンドン五輪世界最終予選：日本６３－７１カナダ＞◇敗者復活トーナメント◇１日◇トルコ・アンカラ　

　日本は最後の出場枠を懸けてカナダと対戦したが６３－７１で敗れ、五輪を逃した。

　「ここぞというところでは相手に支配されていた。いくら迫っても苦しい試合だった」。エースの大神雄子（ＪＸ）は頭からタオルをかぶり、しゃくり上げた。２大会ぶりの五輪出場は、平均身長で日本を約８センチも上回り、外からのシュートも兼ね備えたカナダの前に夢と消えた。

　３７－５２だった第３クオーターの終盤から大神や田中利佳（ＪＸ）の活躍で１２連続得点。第４クオーター残り７分２６秒で３点差に迫った。だが、そこから差が詰まらなかった。カナダの１８６センチのエースに３点シュートを決められるなど突き放され、司令塔の吉田亜沙美（ＪＸ）は「相手の方が気持ちが強かった」とうなだれた。

　走力を前面に出し、粘り強い守備からの速い攻めで強豪に挑んだが、あと一歩足りなかった。内海知秀監督は「最後はスタミナが切れた」と唇をかんだ。

　［2012年7月2日9時30分］