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日本女子 カナダに敗れ終戦/バスケット

日本対カナダ 第2Q、シュートを阻まれる大神(共同)
日本対カナダ 第2Q、シュートを阻まれる大神(共同)

<女子バスケットボール:ロンドン五輪世界最終予選:日本63-71カナダ>◇敗者復活トーナメント◇1日◇トルコ・アンカラ

 日本の2大会ぶりの五輪出場の夢が散った。勝利したチームが最後の五輪切符1枚を獲得する大一番で、世界ランク15位の日本は同11位のカナダに敗れた。過酷なリハビリを経て故障から復活した主将の大神雄子(29=JX)を中心に、チームは高い結束力をみせたが、あと1勝が届かなかった。

 日本は立ち上がりから苦しんだ。気負いで体が硬くなったのか、開始から11連続失点。平均身長で約8センチ上回る相手に粘り強い守備で対抗したが、カナダの3点シュートが好調で、以降も劣勢を強いられる。大神が足を滑らせながらシュートを決めるなど食らい付くが、差が縮まらない。昨年は4試合を戦い3勝1敗と分は良かったが、勝負どころで苦戦。31-37で前半を終えた。

 韓国戦後、「チームが1つになってきた」と大神は話した。仲間はその主将がケガと戦う姿をみて、結束力を高めてきた。3月19日、骨を固定する2本の2センチのボルトを入れる手術をした。全治半年から8カ月のケガにもかかわらず、3カ月目に入った5月10日には全体練習に合流し、コートに戻ってきていた。「新鮮な人が入って起爆剤になれれば」。そう願う主将の思い通り、チームは一丸になっていたが、あと1勝が届かなかった。

 後半も大神の攻めの姿勢は崩れなかった。だが、変わらず好調なカナダの3点シュートに手を焼き、追いつけない。最終第4Qでは5ファウルで間宮が退場。3点差まで詰め寄るのが精いっぱいで、逆転することはできなかった。五輪出場権が消える試合終了を告げる笛が鳴り響くと、選手は立ち尽くすしかなかった。

 「迷いはないよね。自分たちが五輪に行くことを合言葉に、1週間しっかり戦おう」。大会開幕前夜のミーティングで、大神は仲間に語りかけた。選手の誰にも迷いはなかった。それでも、カナダの壁は高かった。「笑顔で日本に帰りたい」。同じく最終予選で敗退した北京五輪の予選に続き、またしても大神の願いがかなうことはなかった。

 [2012年7月2日8時18分 紙面から]





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