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米満 プロレス話直接はない

観衆に手を振るレスリングの米満(共同)
観衆に手を振るレスリングの米満(共同)

 20日、東京・銀座で史上初めて行われたロンドン五輪メダリスト凱旋(がいせん)パレードには、71人が参加。約50万人ものファンが詰め掛けた。

 レスリング男子フリー66キロ級で金メダルを獲得した米満達弘(26=自衛隊)が年内休養を宣言した。6月20日に腰を痛めたまま五輪も戦ってきたが「年内は試合に出ません。ケガを治したい。完治することが最優先です」と説明した。すでに肋間(ろっかん)神経痛と診断を受けており、帰国後も練習は控えている。「なかなか治りにくいところで…。練習を始めても本気出せないのは意味がないので」と続けた。

 この日のパレードでは、一時でも痛みを忘れられたのか、手を振って歓声に応えた。ロンドン五輪の3回戦で突かれた左目はまだ充血中だが「医者には全治10日と言われたんですが…。でも、痛みもないし、日常生活に支障はないです。僕のことをあまり知らない人と話すときに目を合わせられないくらい」と照れた。

 初代タイガーマスクが大好きなプロレスファン。勧誘の話題も出ているが、本人は「オファーは直接は聞いていない」という。男子レスリングでは24年ぶりの金メダリスト。まずはケガからの回復を図り、4年後のリオデジャネイロ五輪に向けた競技生活の続きを考えていく。【阿部健吾】

 [2012年8月21日8時15分 紙面から]



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