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バドミントン Badminton
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潮田玲子ブログで愛の告白/バドミントン

<ロンドン五輪:バドミントン>◇28日◇混合ダブルスB組

 バドミントン混合ダブルス代表で、9月での引退を表明している潮田玲子(28=日本ユニシス)が衝撃の告白だ。28日付の自身のブログで、「大切な君へ」と題して、恋人でJリーグ柏の増嶋竜也(27)に向けた熱い思いがこもった感謝の気持ちをつづった。しかし、池田信太郎(31)と組んだ混合で、B組の開幕戦はストレートで完敗。「勝って報告したかった」と、肩を落とした。

 潮田の燃えるような思いが、ブログいっぱいに広がっていた。精いっぱい気持ちを込め、公にした。「夢の舞台を明日に控えて想う事は君への感謝の気持ち…」と始まる文章には、最後の五輪の初戦を控え、増嶋に対する愛と感謝の気持ちが詰まっていた。

 6月8日発売の写真週刊誌に、増嶋とのツーショットを激写された。ただ、否定はしないまでも、交際については自ら語ることはなかった。しかしこの日、潮田は「今回、彼は来られなかったが、ずっと応援もしてくれてた。だから、素直な気持ちで書いた」と、ブログ激白の真相を明かした。

 10日には、9月のヨネックスオープンを最後に、引退することを明かした。09年に結成した池田との“イケシオ”コンビでは、男子のスピードについて行けず、苦心する日々が続いた。そんな時でも「良い時も悪い時もどんな時も心はいつも側に居たよね」と、増嶋への感謝の気持ちをつづっている。

 しかし、試合はまさかの敗戦スタートとなった。池田は「ミスが多かった。特にサーブ周りでミスが出た」と話したが、サーブの打点が腰より上になる反則を3度犯し、その度に流れは断ち切られた。

 前日27日の朝に、対戦相手と開始時間が変更になる不運も手伝った。試合時間は昼から朝一番の8時半スタートに変わった。昼に合わせた生活リズムを変更。相手の分析と対策も練り直したが、「初戦で朝イチで日本人最初。緊張があった」と池田は唇をかんだ。

 相手は欧州選手権で優勝経験もある。男子選手は4度目の五輪で、場慣れもしていた。しかし、世界ランクでは格下で、負ける相手ではなかっただけに、潮田は「勝って報告をしたかった。でも、次は頑張れと、必ず言ってくれる」と、気持ちを切り替えた。【吉松忠弘】

 [2012年7月29日8時11分 紙面から]



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