無気力試合バドミントン４ペア失格

　世界バドミントン連盟（ＢＷＦ）は１日、五輪女子ダブルス１次リーグで無気力試合を行った第１シードの王暁理、于洋組（中国）メイリアナ・ジャウハリ、グレイシア・ポリー組（インドネシア）鄭景銀、金ハナ組、河貞恩、金■貞組（ともに韓国）の４組計８人に失格処分を科した。４組に代わり、１次リーグでそれぞれ同組で敗退したロシア、カナダ、オーストラリア、南アフリカの４組が繰り上がりで準々決勝に出場すると発表した。

　失格の４組は、いずれも８強入りを確定させて迎えた７月３１日の１次リーグ最終戦で、準々決勝以降の組み合わせを有利に運ぶため、意図的なサービスミスなどの無気力プレーを続けた。中国勢による対戦を避けたい世界女王の中国ペアが最初に仕掛け、韓国ペアも同様のミスで「応酬」する泥仕合となり結局、中国ペアが敗れた。続く別の韓国ペアとインドネシアのペアによる試合も互いに安易な失点を繰り返した。観客からブーイングが起きたが、韓国の監督は「中国がきちんとプレーすればこうはならなかった。１次リーグの順位は関係ない。大事なのは決勝トーナメント」と暗に敗退行為を認めていた。

■＝日ヘンに文

　［2012年8月2日8時12分　紙面から］