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コラム Nikkan Olympic Column
ロンドンの風~記者コラム~ 五輪コラム ロンドンの風~記者コラム~

 現地派遣記者による日替わりコラム。一風変わった観客、記者席で絶叫する外国人記者、選手の家族など、取材でのこぼれ話を中心にお届けします。

快晴続きの方が異常なのだ

 「暑っちー」。これが、この4日間のロンドンを象徴する言葉だ。快晴も快晴、雲ひとつない日が続いて、気温も30度を超える。練習会場のプレスルームは狭く、そこに日本報道陣が50人以上押し寄せると、暑さと人の数で熱中症になりそうだ。

 地元英国記者に聞くと、こんな天気は年に10日あるかどうか。先日、ロンドンは何回目かと聞かれたので数えてみた。40回に達したとこで数えるのをやめた。それほど訪れたロンドンだが、こんな天気は記憶にない。ロンドンと言えば、流れる曇と雨だ。

 訪英する前は、寒さで異常気温って言っていたんじゃないの? だって気温が10度前後だったでしょう。私も、初ロンドンの近間記者らに「羽織るものは絶対必要だよ。長袖は必須」とか、知ったかでアドバイス。見事に外れ、汗かきの近間記者にほくそ笑まれる始末だ。

 心配された交通網は、大きな問題もなく動いている。昨日、ウィンブルドンにメディアバスで行ったが、混雑なしのスイスイ。地下鉄も2~3分おきに来る。日本人には当たり前かもしれないが、これもロンドンらしくない。

 と、思っていたら、昨日、体操会場からホテルに帰る地下鉄が止まった。システム異常ということらしい。天気も、開会式の27日は雨で気温は20度前後という予報だ。ヒヒヒ。ようやく本当のロンドンの洗礼が、我々を襲うのだよ、近間君。【吉松忠弘】

 [2012年7月27日8時56分 紙面から]



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