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地元英国いまだ金ゼロに悲痛な叫び/五輪

<ロンドン五輪>◇5日目◇31日

 地元の英国が、競技が本格的に始まって4日目の7月31日を終えた時点でいまだ金メダルゼロと振るわない。期待がかかっていた自転車の男子ロードレースなどでメダルを逃し、英メディアからは「どの競技でもいいから金を」と訴える声が出ている。

 28日の男子自転車ロードレースでは、金メダルが有望視されていたマーク・カベンディッシュが予想外の29位と低迷。チームメート4人と走った同選手は「思っていた通りのレースを精いっぱいやった。私たちも人間なので…」と声を振り絞るのがやっとだった。

 30日には「天才児」と称されるトム・デーリーらのペアが男子シンクロ高飛び込みで金メダルを目指したが、4位に終わった。31日終了時点で英国のメダル獲得数は銀2、銅2にとどまっている。

 英国は今大会で金メダル獲得数4位が目標で、史上最大規模の約540人の選手が出場する。思わぬ不振に31日付の英大衆紙サンは、1面トップで金メダルの大きな写真と「求む金メダル」との大見出しを掲載。「お願いだからできるだけ早く金を。カモン、チームGB(英選手団)!」と悲痛なエールを送った。

 [2012年8月1日7時3分]



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