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東京でパレード メダリストが集結

 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は、ロンドンから日本への帰国前の13日、ロンドン五輪で過去最多38個のメダルを獲得した日本選手団が都内を凱旋(がいせん)パレードする予定であることを明らかにした。メダリストや入賞者が集まって首相官邸に表敬訪問する20日に実施する方向で調整しているという。「応援してくれたみなさんへの感謝の気持ちを込めてやりたい。それが(2020年)五輪の東京招致につながれば、なおいい」と話した。

 JOCは日刊スポーツの取材に「何も決まっていないので、お答えできない」とコメント。東京都の五輪招致本部の担当者は「パレードの計画があるのは事実。都内の道路を使うことになるので、協力したい」と話した。開催地は、東京を代表するオフィス街、大手町が候補。正月の箱根駅伝の起終点として知られる。09年11月には、7年ぶりの日本一に輝いたプロ野球・巨人が、大手町から銀座までパレードをした。

 昨年夏にサッカー日本女子代表「なでしこジャパン」がW杯初優勝を果たした後、石原慎太郎都知事が「なぜすぐ銀座でパレードをやらないんだ。国も東京都もJOCもバカ。こんなことじゃオリンピック(招致)に勝てないぞ」と不満をぶちまけた経緯もある。

 今回は1年前の反省を生かし、JOCが東京都や警視庁などの関係先との調整を急いでいる。敗北した16年夏季五輪招致に続き、東京五輪の最大のネックは都民の開催支持率の低さ。メダリストのパレードは、支持率アップに貢献しそうだ。

 [2012年8月15日8時48分 紙面から]



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