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日本がベルギーと1-1/ホッケー

ベルギー戦の後半、同点ゴールを決め祝福を受ける山本(下)(共同)
ベルギー戦の後半、同点ゴールを決め祝福を受ける山本(下)(共同)

<ロンドン五輪・ホッケー:日本1ー1ベルギー>◇4日◇女子1次リーグA組

 1次リーグ3連敗で後のない日本(世界9位)は同12位のベルギーと対戦。1次リーグで唯一ランク下の相手だが、ベルギーは2戦目に中国と引き分け、勝ち点1をあげている。序盤は互角に試合を進め、ベルギーのフィールド・シュート(FS)をしのぎ、日本もMF駒沢李佳(30=コカ・コーラウエスト)が2本のFSを放つがGKに阻まれる。前半30分にはゴール前でGKがスライディングでシュートを防ぎ、リバウンドを押し込まれそうになったが、攻守に大活躍の駒沢がジャンプしながらスーパーセーブで止めてピンチを逃れた。しかし前半終了1分前にペナルティ・ストローク(PS)を取られ、日本はビデオ判定に持ち込んだが、判定は覆らず、そのPSを決められ先制点を奪われた。前半0―1で終了。

 後半、日本は積極的に攻め込み、ベルギー陣内で試合を進める。23分、右から攻め込みゴール前で駒沢が合わせ、GKが大きく弾いたボールをMF山本由佳理主将(31=ソニー)がリバースで押し込み同点に追いついた。日本はその後も攻め続け、ペナルティ・コーナーを3度得るなどチャンスを得たが、勝ち越し点に結び付けられず1―1で試合終了。勝ち点1をあげたが、A組最下位のままで、日本は目標にしていた6位入賞の可能性がきわめて厳しくなった。1次リーグ最終戦で6日、中国と対戦する。

 [2012年8月5日6時15分]