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準決完敗も28年ぶり銅へ韓国倒す/バレー

第3セット、高いブロックにスパイクを阻まれる木村(左)(共同)
第3セット、高いブロックにスパイクを阻まれる木村(左)(共同)

<ロンドン五輪・バレーボール:日本0-3ブラジル>◇9日(日本時間10日)◇女子準決勝

 バレーボール女子で世界5位の日本は今日11日、84年ロサンゼルス五輪銅メダル以来28年ぶりのメダルを懸け、3位決定戦で同15位の韓国と対戦する。9日(日本時間10日)の準決勝で08年北京五輪覇者のブラジルに完敗。真鍋政義監督は韓国のエースで、今大会最多185点をマークする金軟景(キム・ヨンギョン)に対し、拾いまくるお家芸の守備バレーで対抗すると明言した。

 真鍋監督は「日本のブロックでは上からやられる。(得意の)ディフェンスで対抗したい」と、守備で金をつぶすことを明かした。平均身長は、日本の約175センチに対し、韓国は約182センチ。相手は190センチクラスの選手が3人おり、攻撃の点で韓国の優位は動かない。特に192センチと最長身の金に「金がいるだけで、他の選手が楽になっている」と真鍋監督は警戒する。

 しかし、平均身長の7センチ差を埋めるのが、日本が得意の守備からの粘りだ。「拾って拾って拾いまくる」。守備からサイドやバックへの速い攻撃につなげ、勝機を狙う。

 この日は、76年モントリオール五輪以来の決勝進出を狙った。しかし、ブラジルの壁は厚かった。サーブで崩す作戦が、「あれだけサーブレシーブが(きちんと)返ったら試合にならない」(真鍋監督)。しかし、気持ちは切り替えた。韓国には6月の五輪世界最終予選で敗れたが、09年4月に真鍋ジャパンが発足して以来、13戦して1敗しか喫していない。エース木村も「まだ(メダルへの)チャンスはある。最後の日韓戦。最終予選のリベンジをしたい」と前を向いた。【吉松忠弘】

 [2012年8月11日21時9分 紙面から]



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