愛「思い切り、悔いないように」

　ロンドン五輪の卓球日本代表男女６選手が２６日、選手村で会見した。前日にロンドン入りし、組み合わせも決まった。女子第４シードの石川佳純（１９＝全農）は「ドロー（抽選）も決まって、試合が始まるんだと緊張感がさらに強くなった。目標にしてきたところで試合ができるのはすごくうれしい。やってきたことを表現したい」と意気込みを語った。

　３度目の五輪となる福原愛（２３＝ＡＮＡ）は「この１年間、やるだけやってきたと思える過ごし方をしてきた。思い切りやって悔いないようにしたい」と誓い、団体戦のみに出場する平野早矢香（２７＝ミキハウス）は「３人の意識も、この五輪のメダルに置いてやってきた。自信もついてきた」と手応えを語った。

　男子のエース水谷隼（２３＝スヴェンソン）は「金メダルを目指して、最低でもメダルを取る」と宣言。岸川聖也（２５＝スヴェンソン）は「北京五輪ではメダル目前で負けて、かなり悔しい思いをした。その悔しさを晴らすためにロンドン五輪はあると思っている」と言った。

　初出場１７歳の丹羽孝希（青森山田高）は１人、ひょうひょうとしていて「選手村は食堂にも人が多くて、有名人にも会った。五輪に来たんだなって思っている」と初々しく話し、周囲を笑わせた。

　競技はシングルスから行われ、２９日の女子３回戦に登場する福原と石川が日本チームの初陣となる。

　［2012年7月27日7時38分］