女子団体、４強進出／卓球

＜ロンドン五輪：卓球＞◇４日（日本時間５日）◇女子団体準々決勝

　メダルに王手をかけた。卓球の日本女子３人娘がそれぞれの役割を果たし、難敵ドイツを圧倒。準決勝進出を決めた。村上恭和監督は「良くて３－１、最悪で３－２だと思ってオーダーを組んでいた。３－０はすごく頑張った」と選手をたたえた。

　１番手で起用された石川佳純（１９＝全農）が流れをつくった。相手は苦手意識のあるウ・ジャドゥ。フルゲームにもつれ、１度は９－１０とマッチポイントをにぎられた。だが「勝つためには打つしかない」と開き直り、逆転勝ち。「石川さんが勝てたから気は楽だった」と福原愛（２３＝ＡＮＡ）も、カット選手のイリナ・イバンカンに３－１で勝ち、最後は福原と平野早矢香（２７＝ミキハウス）組が圧勝した。石川は「競り合いになったけど、勝てたことで、より成長できたと思う」と自信をつかんだ。

　日本卓球界悲願のメダルへあと１勝。福原は「あとはやるだけ。自分たちのことを信じて、持っているモノを発揮して頑張りたい」と勝利を誓った。

　［2012年8月5日6時21分］