三宅初戦敗退「力不足」／フェンシング

＜ロンドン五輪：フェンシング＞◇３１日◇男子フルーレ個人２回戦

　初の五輪はほろ苦いデビューとなった。三宅諒（２１＝慶大）は初戦で実力者のバルディニ（イタリア）に敗れ「まだまだ力不足。相手の経験の前にかわさてしまった」と悔しそうに汗をぬぐった。

　五輪の緊張感で「気付かないうちに手に力が入っていた」と言う。ビデオで研究を重ねていたが、我慢できずに攻めに出ると「軽くいなされて失点してしまった」と経験の差を痛感させられた。

　慶大で哲学を専攻し、騎士道精神も学ぶ頭脳派の剣士だ。「まだ団体がある。個人とは別物なので、この経験を生かしたい」と雪辱を誓った。

　［2012年7月31日22時58分］