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柔道女子本番会場でテロ騒動

本番会場を視察する福見(右)ら柔道女子代表選手(撮影・今村健人)
本番会場を視察する福見(右)ら柔道女子代表選手(撮影・今村健人)

 柔道女子日本代表がテロ騒動に巻き込まれた。23日午後4時から約20分間、本番会場「エクセル」を視察し、選手村へバスで帰ろうとした際、出入り口が完全封鎖されて閉じこめられた。柔道関係者らによると、会場内に不審物が置かれていたとの通報で、警察が出動。軍隊なども見回り、施設は約2時間封鎖されたという。約1時間待機を余儀なくされた48キロ級の福見友子(27)は「さすがにちょっと…。まだ時差ぼけが残っているので、眠いです」と疲れ切った様子だった。

 ただ、選手らは不安がることなく、配布されたスマートフォンで遊ぶなどリラックスしていたという。一夜明けた24日、選手村の入村式に出席した52キロ級の中村美里(23)は「みんなでしゃべっていたので不安はなかったです」。封鎖は午後5時半ごろに解除された。バスが動かず電車で帰村したが、78キロ超級の杉本美香(27)も「駅からすぐのマルチサポートハウスで食事したので、電車の方が楽でした」と振り返った。

 エクセルではほかに卓球やフェンシングなども行われ、その時間帯に会場内で練習していた重量挙げ女子代表も、48キロ級三宅宏実(26)らが約20分間、バスに乗るのを待たされたという。柔道女子代表の前に午後3時から視察していた柔道男子代表は、難を逃れた。

 ロンドン警視庁の広報は「午後4時前に不審な包みが見つかったが、問題はなかった。不審物ではなかった」と説明した。報道陣やボランティアも厳重な身体や手荷物検査を受けて外に出されるなど、思わぬ騒動になった。【今村健人】

 [2012年7月25日8時40分 紙面から]



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