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柔道重苦しい帰国 金松本も笑顔なし

会見を開きロンドン五輪を振り返った篠原監督。左は吉村団長(撮影・中島郁夫)
会見を開きロンドン五輪を振り返った篠原監督。左は吉村団長(撮影・中島郁夫)

 ロンドン五輪柔道代表が6日、帰国した。金メダリストは女子57キロ級の松本薫(24=フォーリーフジャパン)だけで、男子は史上初めて屈辱的な金メダル0。成田空港に出迎えたファン数百人は祝福ムードだったが、7人のメダリストは厳しい表情のままだった。吉村和郎団長(61)は会見で、16年リオデジャネイロ五輪に向けて強化日程、方針の見直しを明かした。

 「おめでとう」「お疲れさま」-。メダルをかけた選手の列を、カメラのフラッシュが迎えた。銀の平岡は軽く会釈、銅の海老沼は戸惑ったように表情をこわばらせた。金メダルの松本にも笑顔はない。メダルを逃した選手は、ファンの待つ動線を避けて移動。穴井は「まず、お世話になった方々にあいさつをしたい」と言って空港を後にした。

 メダリストの会見も、重苦しいムードに包まれた。吉村団長が「世界一の練習はやったが、どこかに欠点があった。検証し、リオに向け再出発したい」と言うと、男子の篠原監督も「力強いロシアに比べ、日本は非力だった」と話した。

 リオでの金メダル獲得に向けて、すぐに戦いは始まる。今後の強化体制について、自身は進退伺を出す意向を示している吉村団長は「今回の経験を次に生かしてほしい」と男女両監督を続投させる意向を示した。国際柔道連盟が採用したランキング制に振り回されたことも反省して「外国の大会への派遣も見直す」とした。強化日程も再考。今回は最終選考会の選抜体重別が5月中旬にずれ込み、強化期間が2カ月しかなかった。「3月の終わりに(体重別を)持っていければ」と、日程の大幅な変更も口にした。

 会見冒頭で、吉村団長は「温かい記事が選手の励みになる。ほめて育てるということもある」と異例のお願いをした。これまでは選手に「金メダルをとれ」と追い込んで結果を出してきたが「今の選手は逆に萎縮する。(谷)亮子なんか、追い込めば追い込むほど結果を出したけど」ともらした。精神面も含めて改革は急務。根本から立て直さないと、リオからも胸を張って帰ってはこれない。

 [2012年8月7日9時14分 紙面から]



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